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健康ワンポイントアドバイス
ケロイドについて
 ケロイドとは何でしょうか?
時々耳にする言葉だと思いますが、簡単に言いますと、傷の痕が、その後膨らんできてしまうことです。原因は、小さな傷やにきびの痕、ピアスの痕といろいろですが、最も多いのは、熱傷後や手術後のケロイドです。膨らみ方は、人それぞれ個人差がありますが、傷の範囲を超えて大きくなってしまうものを「真性ケロイド」と言い、中央部は平たいものの、餅を引き伸ばしたように外側が膨らんで広がることがよくあります。
 もう一つのタイプは、傷の範囲を超えないもので、「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」と言い、ケロイドは大きく2種類に分けられています。
 治療法は両者とも同じで、長くかかり、数年は必要とされています。外用剤、内服、局所注射、冷凍療法、手術療法、放射線療法など複数あり、状況によって選択します。残念ながら、この治療をすれば完璧、という治療法はありません。
 それは、ケロイド自体がそもそも個人差があり過ぎ、個人個人の体質に大きく左右される病気だからです。まずは、いろいろと治療を試しながら、一番効果のある治療法を、医師と一緒に探していくという感覚で治療を進めていきます。効果的な治療法があったとしても、再び元に戻ってしまうこともしばしばあります。
 体質が左右する病気は、何よりも根気が必要です。「何が何でも半年で治す、1年で治す」などと、過度に意気込んだりせず、「仕方ない、付き合っていくか」という気持ちの余裕が必要と感じる病気でもあります。
2016年7月1日発行 第1805号