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健康ワンポイントアドバイス
関節リウマチ
 関節リウマチは、手や足の関節に炎症が起こり、徐々に関節が破壊され変形が起こってくる病気です。関節リウマチが生じるのは30~40歳代の女性が多いですが、15歳以下や高齢者でも起こります。
 風邪かかった時にその原因を排除するため、体の防御機構がウイルスを攻撃しますが、関節リウマチはその防御機構である「免疫」が異常に働き、自分自身の関節を攻撃してしまう病気です。残念ながら根本的な原因は分かっていませんが、症状を起こす物質はここ十数年で少しずつ解明されています。
 それに伴い、治療方法も少しずつ変わってきました。「リウマトレックス」という薬が1999年に発売されるまでは、痛みを止めるのも大変で、関節が変形していくのはリウマチの自然の流れと考えられてきました。ところがその薬を使うようになってから痛みを止めることが可能となり、さらに関節破壊も抑えることができるようになってきたため、病気の無い人と同様の生活を送れるようになりました。また約10年前に初めての「生物学的製剤」が発売され、リウマトレックスでも炎症を抑えられなかった方に効果があり、多くのリウマチ患者さんに笑顔をもたらしました。現在は生物学的製剤も7剤に増え、治療選択肢が増えたため、治療が効かない人はほとんどいなくなってきました。今後は関節リウマチの根本的な原因の解明が期待されています。
2016年9月1日発行 第1811号