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健康ワンポイントアドバイス
C型慢性肝炎に関する最新の治療方法
 C型慢性肝炎は国内に約150万人の患者さんが存在し、自覚症状がないうちに、肝硬変、肝がんへと進行する病気です。自覚症状がないので、感染しているかどうかは血液検査をしないと分かりません。特に65歳以上の男性で肝炎が進行した人は、肝がんができやすいと言われています。ですので、慢性肝炎のうちに治療が必要です。
 これまでC型慢性肝炎は、インターフェロンという注射を使用する治療でした。しかし、この治療法は発熱や全身倦怠(けんたい)感、貧血、うつ病、脱毛などの副作用が多く、患者さんがつらくなり途中で治療を中断することもありました。また、治る割合も内服薬との併用で約85%まで高くなりましたが、まだ15%の人には無効でした。
 最近、インターフェロンを使用しないで、内服薬のみの治療法がいくつか使用可能となってきました。これらの内服薬により、重い副作用もなく、95~99%の患者さんが治る時代となりました。しかしながら、おなかに腹水がたまったような、肝炎が進行した肝硬変や肝がんができた人は適応外ですので、治療開始前には腹部エコー検査やCT検査が必要です。また、心臓や腎臓が悪い人も、使用できないことがあります。
2016年11月1日発行 第1817号