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健康ワンポイントアドバイス
思春期に起こりやすい心の病気
 思春期は、体の変化、対人関係、親との関係、勉強など人生の中でも悩みの多い時期です。この時期に起こりやすい症状は、全体を100人とした場合、次のとおりです。

 ・手を洗うことがやめられない、
  鍵の確認がやめられないなど、特定の考えが頭から離れなくなる強迫性障害(0.5~4人)

 ・突然に心臓がドキドキして呼吸が苦しくなることが繰り返されるパニック障害(2人前後)

 ・人から注目される場面で恐怖を感じる社交不安障害(約1人)

 ・気分が落ち込み、生活が楽しめなくなるうつ病(2~8人)

 ・幻覚・妄想で行動が不安定になる統合失調症(0.9人)

 ・拒食症(神経性食欲不振症)(0.2~0.5人)

 ・過食をやめられない神経性大食症(1~3人)

 このほかにも、不登校、家庭内暴力、不眠、学力低下、自分の臭いや顔の形が気になる、手首を切ってしまう、記憶が飛ぶ、しゃべれない、毛を抜いてしまう、反抗をやめられないなどのさまざまな症状も思春期にはみられます。このような症状の原因となる病気はいくつかあるので、すぐに病名が診断できないこともあります。心の病気が発病しやすいのは、14歳前後が多いと言われています。つまり、ほとんどの心の病気が思春期に発病する可能性があるということです。ただ残念なことに、最初の症状が現れてから受診するまでに10年以上かかってしまう人も多いので、心配な症状があるときは一人で抱えず、早めに専門機関に相談してください。
2017年4月1日発行 第1833号