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健康ワンポイントアドバイス
”超音波検査”について
  超音波とは、人の耳では聞き取れない2万ヘルツ以上の高い周波数の音を言います。音は物にぶつかると反射して戻ってくる性質があります。“山びこ”はご存じの方も多いと思います。山に向かって“ヤッホー”と叫ぶと“ヤッホー”と戻ってくる現象です。超音波も音の一種ですので、物にぶつかると一部は反射して戻ってきます。音響的な性質の異なる臓器、組織の境界で超音波は反射します。超音波を体に当て、反射を映像化することで体の内部を調べるのが超音波検査です。
 超音波は液体、固体は伝わりやすく、気体、骨は伝わりにくい性質を持っています。超音波検査の際には探触子(プローブとも言い、超音波の発信と受信を行う装置)を、検査する部位の皮膚にジェルを塗って押し付けます。ジェルによって探触子と皮膚の間の空気を除き、超音波の伝わりをよくし、観察しやすくします。肝臓・腎臓のような固体からなる臓器や、胆嚢(たんのう)・膀胱(ぼうこう)など内部に液体を入れた臓器は超音波検査のよい対象になります。しかし肺・胃腸など気体を入れた臓器や、これらより深い位置にある臓器は超音波が届かないため、超音波検査には向きません。
 超音波検査の長所としては、人体に対する影響が少ないことが挙げられ、妊婦や小児の検査に使用されます。また、人間ドックなどの健康診断にも使用されます。短所としては気体、骨を伝わりにくいため死角が存在することが挙げられます。
2017年8月1日発行 第1845号