トップページインフォメーション健康ワンポイントアドバイス > 健康ワンポイントアドバイス詳細
健康ワンポイントアドバイス
心房細動
 「心房細動」とはその昔、手首で脈を取ってみると全く規則性がなく、脈の打ち方がてんでばらばらになっている病気として発見されました。その後、心電図検査が発明され、その記録から心房細動という名前が付けられました。健康な人の場合、手首で脈を取ってみると、規則的な脈が触れるはずです。この脈拍は心臓から流れる血液の拍動なので、心臓のポンプ活動を指で触れていることになります。この規則的な脈が乱れた状態をまとめて不整脈と呼んでおり、心房細動はその1つで、心臓のポンプ活動が効率的ではなくなる病気の一種です。自覚症状としては、動悸(どうき)や息切れなどがありますが、無症状の場合もあり、健康診断や人間ドックなどで見つかることもあります。高齢化社会の近年では、この不整脈が増えている傾向にあります。放って置くと脳梗塞や心不全を引き起こすことがあり、サッカー日本代表元監督のイビチャ・オシムさんなど、数々の著名人が心房細動が原因で脳梗塞になったことが知られています。治療法としては薬剤治療や心臓にカテーテルを使って心房細動の原因部分を取り除く、カテーテルアブレーション術がありますが、個々の患者さんに応じた診断、治療法が必要ですので、健康診断などで心房細動がみつかった場合には「循環器内科」のある医療機関に受診することが望ましいでしょう。
2014年12月1日発行 第1743号