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健康ワンポイントアドバイス
心不全
 心不全とは、心臓の収縮力が低下して、体内に十分な血液を送り出せず、血液の循環が低下した状態をいいます。心不全を引き起こす病気として、心臓の壁の血管が詰(つ)まって筋肉が障害を受け、収縮力が低下する「心筋梗塞」や心臓の壁の筋肉の収縮力が低下し、さらに心臓内のスペースが拡張する「拡張型心筋症」があります。
 心不全になると、腎臓に十分な血液が流れなくなるため尿が減少し、体から水分が排泄(はいせつ)されなくなります。そのため、体内の水分が過剰となり、足や顔がむくんだり、肺に水がたまって動いたときに息切れしたりします。また、筋肉が疲れやすくなり、安静にしていてもだるさを感じます。さらに進行すると、眠っているときに息苦しさで目が覚め、安静時でも息苦しくなるといった危険な状態になります。
 次に、心臓が収縮して血液を送り出すために重要なことは、まず体から戻ってきた血液を心臓内のスペースが拡張して受け入れることです。その能力を心臓の拡張力といいます。拡張力が低下して心不全になる病気には、高血圧による「心臓肥大」、心臓の壁の筋肉が厚くなる「肥大型心筋症」があります。
 また、高齢や高血圧などのために心臓の筋肉の柔軟性・拡張力が低下し、体から戻ってきた血液を十分に受け入れられないことで起こる心不全もあり、近年増加しています。
 なお、心不全ではときに重症の不整脈を起こして、突然死することがあり危険です。塩分の取り過ぎや過度の運動、過剰な行動は、血圧を上昇させるため心不全になりやすくなります。心不全の予防と悪化を防ぐには、減塩生活と過度な運動や行動を心掛けることが重要です。
2015年3月1日発行 第1753号