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健康ワンポイントアドバイス
うつ病
 「心のかぜ」といわれているうつ病は、ストレスの多い現代では誰にでも起こりうる病気です。うつ病は、心のみならず、身体にも症状が現れます。
 心の症状には、気分が落ちこむ・なんとなく不安・いても立ってもいられない・好きなことが楽しめない・何事もおっくう・集中力が落ちて、能率が悪くなった・何でも悪い方に考え、自分を責めてしまうなど、気分の低下・不安・焦燥感・意欲や思考力の低下があります。身体の症状には、不眠・食欲低下・体重減少・だるさや疲れやすさ・頭痛や腰痛などのさまざまな部位の痛み・便秘や下痢があります。これらの症状が2週間以上続く場合は、うつ病を疑ってみてください。
 うつ病は、生活や環境の変化、ストレスが引き金になって起こることがあります。リストラ・病気・身近な人の死などのつらい出来事のほか、昇進・結婚・出産などのうれしい出来事でも起こります。
 原因は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスが乱れて生じると考えられ、これら神経伝達物質のバランスを整える抗うつ薬が治療に用いられます。もちろん、薬だけでなく、十分な休養も必要です。治療中、特に回復の過程では病状に多少の変動があるので、一喜一憂せず焦らないことが大事です。
 また、うつのときには、退職など重要なことはすぐに決めず、家族とよく相談したり、いったん棚上げにしたりしましょう。
2015年9月1日発行 第1773号