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健康ワンポイントアドバイス
気付きにくい正常眼圧緑内障とは?
 緑内障とは本来、眼圧(目の中の圧力)が高くなることにより視神経とその周囲の組織が圧迫されて障害を起こし、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。しかし、眼圧が正常範囲でも緑内障の症状が現れることがあり、「正常眼圧緑内障」と呼びます。進行した場合には視野が欠けて感じるようになり失明に至る場合もあります。
 進行が緩やかで、よほど悪化しないと自覚症状が少なく、気が付きにくいため、健康診断や人間ドックなどに含まれる眼底検査、または眼科診察を受けることによって発見されることが多い病気です。40歳~60歳で発症することが多く、早期発見ができればできるほど進行を抑えるなど治療効果を高めることができます。加齢に伴って発症率が高まることが分かっていますので、40歳を過ぎたらぜひ健康診断や眼科で眼底検査を受けてみることをお勧めします。
2019年5月1日発行 第1911号