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夏場の脳梗塞に要注意!
脳梗塞とは、頭の中の血管が詰まり血流が途絶え、脳に十分な酸素とエネルギーが届かず脳の神経細胞が駄目になり、手足などに障害が起こる病気です。血液の塊(血栓)が血管に詰まるのが原因の一つです。
人間の体の約60%は水分でできています。体の中の水分は「体に入ってくる水分の量」と「体から出てゆく水分の量」によって決まります。体に入ってくるのは、食べ物や飲み物に含まれる水分で、体から出てゆくのは汗と吐く息、尿から出てゆく水分です。夏場になると気温が上がり汗をかくことが多くなりたくさんの水分を失うことになります。体の中の水分が少なくなり、体の具合が悪くなってしまう状態を脱水症といい、ひどい場合は命に関わる事態になることもあります。そして水分が欠乏している状態では、血液が固まりやすくなるため血栓ができやすくなることが知られています。この血栓が脳の動脈を詰まらせ脳梗塞が起こりやすくなるのです。
夏場は水分を小まめに取ることを心掛け、脱水症を予防することが脳梗塞の予防に重要です。
2019年7月10日発行 第1918号